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RPA
2020.01.15

RPA導入時のロボット開発はアジャイル型がオススメ

RPA

ロボット開発の現状について

RPA導入に積極的に取り組んだ企業や部門では、業務時間の大幅な削減が達成できた成功事例が多くあります。
一方で簡単な業務は自動化出来たが、ロボットの保守やより複雑な業務になると、より一歩踏み込んだ運用・開発が必要となり、導入担当者がハードルを感じるためRPA展開が思ったように進まないケースもあります。

これまでのITシステム開発であれば、開発・機能拡張・保守を一括でSIerに受託するのが一般的ですが、軽微なロボット修正や機能拡張でも見積・価格決定・仕様決め・検収等のプロセスが発生する事になり、スピーディなRPA展開が難しくなります。
一般的なRPAツールはサブスクリプションモデルの期間契約のため、利用期間が限られており、時間を掛けて導入するメリットがありません。

一般的なRPAツールはロボット開発ツールが利用できるため、業務に精通した社内・部門の人員がトライ&エラーを繰り返しながらロボットを開発・運用が適しています。

ロボット開発の方法

RPAツールを使用したロボット開発は2つの方法に大別されます。

  • テンプレート/フローベース
  • スクリプトベース

テンプレート/フローベースは、プログラミングに馴染みの無いビジネスユーザーでも、ローコード(コーディングの必要性が少ない)でロボット構築を可能にするスタイルです。
ロボット動作部品を選択してドラッグ&ドロップして動作フローを構築、動作の詳細をウィザードやプロパティ画面で構築します。
構築したフローはロボットの構成がひと目で確認出来るので、ロボットの仕様書にもなります。
ただし、複雑なロボットを構築する場合は、フローが込み入った「スパゲッティ状態」となり、メンテナンスが煩雑になります。

スクリプトベースは、プログラミング知識があるユーザー向けで、ロボットの動作コードを実際に記述するスタイルです。ツールに応じた独自言語の場合もありますが、全てを記憶する必要は無く、実際にはコード補完機能等の入力補助機能を利用します。
変数の活用やプロシージャ化によるロボットの部品化など、高度なロボット制御が必要な場合には、スクリプトによる開発が適しています。
別プログラムとの連携による高い拡張性や、デバッグやメンテナンスも容易ですが、プログラミング知識が無いユーザーにはハードルが高いと感じるケースがあります。

ハイブリッド型開発を可能にするHeartCore Robo

HeartCore Roboは、テンプレート/フロー型とスクリプト型の両方でロボット開発が可能です。

HeartCore Roboのフロー型開発画面
HeartCore Roboのフロー型開発画面
HeartCore Roboのスクリプト型開発画面
HeartCore Roboのスクリプト型開発画面

業務に精通したビジネスユーザーが、ロボット動作フローを構築した後に、エラー処理や機能拡張を、プログラム経験があるユーザーがスクリプトベースで精緻に仕上げるハイブリット型な開発を可能にします。
フロー・スクリプト両方に互換性があり、一方で行った追加・修正は、もう一方に即時に反映されます。

最後に

RPA導入時のロボット開発は、仕様書を決定してから開発を行うウォータフォール型より、ロボットの作成・修正・拡張を都度行うアジャイル型が向いています。

ロボットは小さくともまず動かす事が大事であり、ロボットの改良もしくは新規ロボット構築を定期的に行うことで対象業務が広がり、大きな成果が見込めます。

ロボットの導入は、マニュアルに沿わずOJTで従業員を育てるのと同義かもしれません。

資料請求・料金のお問い合わせ

ハートコア社のRPA、「HeartCore Robo」についてのお問い合わせ、資料請求は、下記フォームから1ステップで簡単に行えます。

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